【大阪弁特集】意外と知らない言葉やコテコテの大阪方言を徹底解剖!

方言

大阪弁の魅力を存分に味わえる方言リストをお届けします!

「関西弁=大阪弁」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実は、大阪弁には「摂津弁」「河内弁」「泉州弁」という3つの種類があり、その中でも最も親しまれているのが「摂津弁」です!

大阪方言の特徴として、語尾を伸ばす表現や、「すみません」を「すみまへん」といったサ行の曖昧な発音が挙げられます。

また、大阪はお笑いの街としても有名で、多くのお笑い芸人が大阪弁を使っているため、耳にしたことがある方も多いと思いますが、実はあまり知られていない方言もたくさん存在します。

面白い言葉から覚えておくと便利なフレーズまで、幅広くご紹介!

この記事を読めばこんなことが分かります:

  • 日常的によく使われる大阪方言の意味とその使い方
  • 大阪弁の特徴的な語尾について
  • 50音順で整理された方言リストで、気になる単語をすぐチェック可能!

大阪方言まとめ「あ行」

単語とその意味

大阪方言 意味
飴ちゃん
行きしに 行く時
いらう 触る
えらい 疲れる
おおきに ありがとう

飴ちゃん

大阪特有の方言で、「飴」を意味します。
大阪のおばちゃんが気軽に飴をくれる場面はよく知られており、初対面でも渡してくれることがあります。それは一種の挨拶のようなものかもしれません。
食べ物に「ちゃん」や「さん」をつける文化は、大阪らしい親しみの表れですね!

例文
喉痛いん? 飴ちゃんあげるで!
(喉が痛いの? 飴をあげるよ!)

行きしに

「行く時」を指す方言です。
初めて聞くと「生き死に」と勘違いされそうですが、そうではありません。
ちなみに、「帰りしな」は「帰る時」を意味します。

例文
公園行きしに、駄菓子屋さん寄ってこか。
(公園に行く時に、駄菓子屋さんに寄ろうよ。)

いらう

「触る」という意味の大阪弁です。
手を出してほしくない場面でよく使われます。

例文
まだペンキ乾いてへんから、いらわんといてな!
(まだペンキが乾いてないから、触らないでね!)

えらい

「疲れる」を表す方言ですが、文脈によっては「偉い」という意味でも使われるので、会話の流れから判断する必要があります。

例文
ちょっと走っただけで、もうえらいわ~。
(少し走っただけで、もう疲れたよ~。)

おおきに

「ありがとう」という感謝を表す言葉で、特に有名な大阪方言の一つです。
商店街などで店員さんがよく使う言葉なので、観光時にも耳にするかもしれません。

例文
「おおきに!」
「ええよええよ、気にせんといて!」
(「ありがとう!」 「いいよいいよ、気にしないで!」)

大阪方言特集「か行」

方言とその意味

大阪方言 意味
カッターシャツ ワイシャツ
蚊にかまれる 蚊に刺される
くくる 結ぶ
けったい 変な
こしょばい くすぐったい

カッターシャツ

「ワイシャツ」を指す大阪方言です。
スポーツメーカー・ミズノが発売したシャツの名前がそのまま一般的に使われるようになりました。
初めて聞くと「どんなシャツ?」と思うかもしれませんが、今では普通のワイシャツと同じ意味で用いられます。

例文
サイズが小さくなったから、新しいカッターシャツを買わなあかんわ。
(サイズが小さくなったから、新しいワイシャツを買わないといけないよ。)

蚊にかまれる

「蚊に刺される」という意味です。
「刺される」より少し痛々しく感じる表現ですよね。

例文
蚊にかまれたところがめっちゃ痒いわ~。
(蚊に刺されたところがとても痒いよ~。)

くくる

「結ぶ」という意味で使われる大阪弁。
特に「髪の毛をくくる」のように、髪をまとめる時によく使われます。

例文
幼稚園行く前に、髪くくらなあかんで!
(幼稚園に行く前に、髪を結ばないといけないよ!)

けったい

「変な」や「不思議な」という意味を持つ表現です。
驚いたり少し戸惑ったニュアンスが含まれることも。

例文
なんかけったいなもん落ちてるけど、触らんとこ。
(なんだか変なものが落ちているけど、触らないでおこう。)

こしょばい

「くすぐったい」という意味の大阪弁。
「こそばい」と言われることもあり、くすぐられる場面でよく使われます。

例文
あかん!こしょばいからやめてって!
(ダメ!くすぐったいからやめてって!)

大阪方言特集「さ行」

方言とその意味

大阪方言 意味
さら 新しい
しこる はしゃぐ
シュッとしている スタイリッシュ
素うどん だし汁だけの具なしうどん

さら

大阪弁で「新しい」を意味します。
「さらぴん」と言うこともあり、未使用や新品を指すときに使われます。「まっさら」が語源とされています。

例文
新しい靴、さらで履き心地めっちゃええわ!
(新品の靴、履き心地がとてもいいわ!)

しこる

「はしゃぐ」という意味で使われる大阪の表現。
「騒ぐ」や「ふざける」のニュアンスを含むため、場所や場面に気をつけて使いたい言葉です。

例文
図書館では静かにせなあかんで、しこったらあかん!
(図書館では静かにしないといけないよ、騒いじゃダメ!)

シュッとしている

「スタイリッシュ」を表す大阪弁。
特に背が高くスリムな男性を褒めるときに使われることが多いです。

例文
あの店員さん、めっちゃシュッとしててかっこええな。
(あの店員さん、とてもスタイリッシュでかっこいいね。)

素うどん

いわゆる「かけうどん」を指します。
だし汁がかかっただけで具のないうどんのことで、大阪の人には馴染み深い料理です。

例文
夜食に軽めのもの食べたいから、素うどんにしとくわ。
(夜食に軽いものが食べたいから、だし汁だけの具なしうどんにしておくね。)

大阪方言特集「た行」

方言とその意味

大阪方言 意味
だんない 構わない
ちゃう 違う
つきだし お通し
どんつき 突き当り

だんない

「構わない」や「気にしないで」という意味を持つ大阪弁。
「問題ない」「大丈夫」というニュアンスでも使われます。

例文
「遅くまでありがとうな!」「だんない、全然ええで。」
(「遅くまでありがとう!」「大丈夫、全然気にしないで。」)

ちゃう

「違う」を意味する大阪の方言で、日常会話で頻繁に登場します。
特に親しい間柄では気軽に使われる表現です。

早口言葉例
「チャウチャウちゃうんちゃう?」
(「それチャウチャウじゃないんじゃない?」)
※「チャウチャウ」は犬種の名前です。

例文
ちゃうで、それ明日の話ちゃう?
(違うよ、それ明日の話じゃない?)

つきだし

居酒屋で出される「お通し」を指す大阪弁。
旅行や出張で大阪を訪れた際に使えそうな言葉です。

例文
ここのつきだし、毎回美味しいねん。
(ここのお通し、毎回美味しいんだよ。)

どんつき

「突き当り」を表す大阪特有の表現。
道案内の場面でよく使われ、擬音語と一緒に使われることが多いのが特徴です。

例文
どんつきまでダーッと行って、右に曲がってな!
(突き当りまでまっすぐ行って、右に曲がってね!)

大阪方言特集「な行」

方言とその意味

大阪方言 意味
なおす 片づける
なんでやねん なぜ
なんぼ いくら
にぬき ゆで卵

なおす

大阪では「片づける」や「しまう」を意味します。
標準語では「修理する」を指すため、意味の違いに驚くことも。

例文
机の上の本、なおしといたで。
(机の上の本、片づけておいたよ。)

なんでやねん

「なぜ」を意味する大阪の代表的なツッコミフレーズ。
日常会話だけでなく、お笑いのシーンでも頻繁に耳にします。

例文
「ちょっと考えとくわ」「なんでやねん!今決めてや!」
(「ちょっと考えておくね」「なんでよ!今決めてよ!」)

なんぼ

「いくら」を表す大阪弁。
買い物や値段交渉の際に役立つ言葉です。

例文
これなんぼで売ってんの?
(これいくらで売っているの?)

にぬき

「ゆで卵」を意味する大阪特有の表現。
「煮て水分を抜いた」という由来があり、主にかたゆで卵を指します。

例文
お弁当に入ってるにぬき、めっちゃ好きやわ。
(お弁当に入っているゆで卵、とても好きだよ。)

大阪方言特集「は行」

方言とその意味

大阪方言 意味
パチる 盗む
べべた ビリ
ぼちぼち まぁまぁ
ほかす 捨てる

パチる

「盗む」を意味する大阪弁。
盗まれたものを「パチモン」と呼ぶこともあり、大阪らしい言葉の一つです。

例文
鍵かけんと、チャリパチられるで!
(鍵をかけないと、自転車を盗まれるよ!)

べべた

「ビリ」を指す大阪の方言。
学校の順位やスポーツ、ゲームの結果など、幅広い場面で使われます。

例文
頑張ったけど、レースでべべたやったわ。
(頑張ったけど、レースでビリだったよ。)

ぼちぼち

「まぁまぁ」や「ゆっくり」を表す言葉。
進行のペースや物事の具合を表すのに便利です。

例文
時間あるし、ぼちぼち出発しようか。
(時間あるし、ゆっくり出発しようか。)

ほかす

「捨てる」を意味する大阪弁。
「ほる」という表現も似た意味で使われます。

例文
いらん紙、全部まとめてほかしといたで。
(いらない紙を全部まとめて捨てておいたよ。)

大阪方言特集「ま行」

方言とその意味

大阪方言 意味
まいど どうも
まいっぺん もう一度
モータープール 駐車場
めばちこ ものもらい

まいど

「どうも」や「ありがとうございます」を表す大阪弁。
お店などで「まいど」と言われた場合、「いつもありがとう」の意味も含まれます。

例文
「まいど!」「また来るわ~」
(「どうも!」「また来るね~」)

まいっぺん

「もう一度」を意味する方言。
特に何かを繰り返したいときに使われます。

例文
ミスしたから、まいっぺんやり直そう。
(ミスしたから、もう一度やり直そう。)

モータープール

「駐車場」を指す大阪独特の表現。
海外では通じないので注意が必要です。

例文
近くのモータープールに車とめるで。
(近くの駐車場に車をとめるよ。)

めばちこ

「ものもらい」を指す大阪の方言で、関西地方全般で使われることがあります。

例文
めばちこ出来て痛いから、眼科行かなあかんわ。
(ものもらいができて痛いから、眼科に行かないといけないよ。)

大阪方言特集「や行」

方言とその意味

大阪方言 意味
やつす おめかしする
ややこ 赤ちゃん
ややこい ややこしい
やんぴ やめる

やつす

「おめかしする」を意味する大阪弁。
化粧をしたり、おしゃれをすることも含まれる表現です。

例文
今日はやつしてお出かけするの?
(今日はおしゃれしてどこか出かけるの?)

ややこ

「赤ちゃん」を指す大阪弁。
伝わりにくいこともありますが、親しみのある表現です。

例文
このややこ、ほんまにかわいいな~。
(この赤ちゃん、本当にかわいいね~。)

ややこい

「ややこしい」を意味する言葉。
標準語と似ているため、大阪弁の中でも分かりやすい部類に入ります。

例文
ややこい問題やったけど、なんとか解けたわ。
(ややこしい問題だったけど、なんとか解けたよ。)

やんぴ

「やめる」を意味する大阪の方言で、特に子どもが遊びをやめるときによく使います。

例文
やんぴ!もう飽きたから他のことするわ。
(やめた!もう飽きたから他のことするよ。)

大阪方言特集「ら行」

方言とその意味

大阪方言 意味
レイコー アイスコーヒー

レイコー

「アイスコーヒー」を指す大阪の方言。
「冷たいコーヒー」を略した言葉で、昭和の時代には特によく使われていましたが、最近ではあまり耳にしなくなっています。

また、大阪ではコーヒーに添えるポーションミルクのことを「フレッシュ」と呼ぶのが特徴です。この呼び名は、かつて「フレッシュ」という名前の商品があったことに由来しています。

例文
レイコーにフレッシュ多めでお願い!
(アイスコーヒーにポーションミルク多めでお願いします!)

大阪方言特集「わ行」

方言とその意味

大阪方言 意味
わけわけ 分ける
わや めちゃくちゃ
わらかす 笑わせる

わけわけ

「分ける」という意味を持つ大阪弁。
特に子どもに対して使われることが多く、語感が可愛らしい表現です。

例文
みんなでお菓子、わけわけして食べような!
(みんなでお菓子を分けて食べようね!)

わや

「めちゃくちゃ」や「無茶苦茶」を意味する表現。
混乱した状況や理不尽なことを表す際によく使われます。

例文
あの話、ほんまにわややったな~。
(あの話、本当にめちゃくちゃだったね~。)

わらかす

「笑わせる」を指す方言で、冗談を言ったり、面白い行動をする人によく使われます。

例文
あかん!お腹痛いから、これ以上わらかさんといて!
(ダメ!お腹が痛いから、これ以上笑わせないで!)

大阪方言の特徴的な語尾

語尾とその意味

大阪方言語尾 意味
~ねん ~だよ
~はる ~している
~へん ~しない
~やん ~だよね

~ねん

「~だよ」を表す語尾で、大阪弁らしい響きが特徴的です。
「どないやねん」「なんでやねん」などのフレーズでもお馴染みですね。

例文
うち、お好み焼きとご飯を一緒に食べるのが好きやねん。
(私、お好み焼きとご飯を一緒に食べるのが好きなんだよ。)

~はる

「~している」を意味する語尾。
丁寧なニュアンスが含まれ、敬語としても使われます。

例文
お休みの日は、どんなことしてはるんですか?
(お休みの日は、どんなことをしているんですか?)

~へん

「~ない」を表す否定の語尾。
「~ひん」と言い換えられる場合もあります。

例文
忙しいから、その仕事までは出来へんわ。
(忙しいから、その仕事まではできないよ。)

~やん

「~だよね」を表す語尾で、共感を示すときに使われます。
会話に大阪らしさを加える定番フレーズです。

例文
今日、今年で一番暑いやんか!
(今日、今年で一番暑いよね!)

この大阪方言一覧を参考に、あなたも大阪弁を使ってみてください!

タイトルとURLをコピーしました