おでんの歴史!起源・由来と人気の具材ランキング

料理・食品

寒さが増すと、何を食べたくなりますか?
鍋料理、肉まん、焼き芋、シチュー、ポトフなど、温かい料理が次々と思い浮かびますよね。その中に「おでん」は入っていましたか?

地域ごとにスープや具材に少しずつ違いがあるおでんですが、どんな具が人気なのでしょうか?今回は、おでんの歴史とともに、おすすめの具材ランキングをご紹介します!

おでんのルーツはどこにある?

「おでん」の始まりは、豆腐を拍子木のように切り、串に刺して焼いた「豆腐田楽」だとされています。
「田楽」という言葉は、豊作を願って竹馬に乗って踊る「田楽舞」に由来しており、この踊りに似ているために「豆腐田楽」という名前がついたといわれています。

時代ごとの変遷

    • 平安時代:豆腐田楽に塩をふりかけて食べられていた
    • 室町時代:豆腐に味噌を塗って焼く食べ方が広まる
    • 江戸時代:豆腐以外の具材も使用され、煮込み料理へと進化
    • 明治時代:スープたっぷりのおでんが登場します。
    • 大正時代:関西地方に伝わり、薄口醤油を使った関西風おでんが誕生。
    • 昭和時代:駄菓子屋や居酒屋、屋台で人気を集め、庶民の味として広まりました。

    戦後になると、以下の要因でおでんは家庭料理として定着していきます:

    • 新鮮な食材が一般家庭でも手に入るようになったこと
    • 練り物の価格が安定したこと
    • 簡単に調理できること

    1979年にはコンビニエンスストアでも販売され、今ではさらに身近な食べ物となりました。

    まとめ

    こうして時代を超えて愛され続けてきたおでん。地域ごとに違った味を楽しめるのも魅力の一つです。寒い季節には、ぜひ各地のおでんを味わってみてください。

    人気のおでん具材ランキング

    今回は、人気の高いおでんの具材をランキング形式でご紹介します!

    第5位:ちくわ

    おでんの中でも欠かせない練り物のひとつです。ちくわはおでんのスープを吸うだけでなく、自身からも旨味を引き出してくれます。他の具材をさらに美味しくしてくれる名脇役です。

    第4位:こんにゃく

    じっくり煮込むと味がしみ込み、美味しさが引き立ちます。特に関東以外で根強い人気を誇る具材です。一般的には灰色のこんにゃくが使われますが、地方によっては白こんにゃくや玉こんにゃく、糸こんにゃくなどが登場することもあります。

    第3位:たまご

    たまごは、おでんのスープとの相性が抜群。ご飯にのせて黄身を崩しながら食べたり、黄身をスープに溶いて味わったりと、食べ方も人それぞれで楽しめるのが魅力です。

    第2位:餅入り巾着

    油揚げの中に入ったお餅がトロリと溶け、絶妙な食感を生み出します。さらに、油揚げがスープを吸い込むことで、おでんの風味が一層豊かに広がります。

    第1位:大根

    おでんのスープをたっぷり吸い込んだ大根は、箸で触れるだけでも汁が染み出すほど。ほっとするような味わいで、おでんの定番具材として不動の人気を誇ります。特にコンビニおでんでは一番人気だそうです。

    地域で異なるおでんの具

    このランキングをご覧になって、「自分の好みと違う!」と感じる方もいるかもしれません。それもそのはず、おでんの具材は地域や家庭によってさまざまです。

    地域別特徴的な具材

    • 関東:ちくわぶ
    • 関東東海地方:はんぺん
    • 北海道:ホタテ
    • 九州:餃子巻
    • 関西:タコ、牛すじ

    寒い季節に旅行をする際は、ぜひその土地独特のおでんを味わってみてください。それぞれの地域ならではの具材との出会いが、新たな発見をもたらしてくれることでしょう。

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